今この瞬間、プライスレス。
みなさんこんにちは、お元気ですか。
近頃は朝晩は冷えますが、日中は晴れていれば暖かく過ごしやすい気候であると感じています。
ただ、こんな時期には「奴ら」が大量発生する。
緑色で五角形のあいつ。
そう、カメムシである。
私は基本的に虫が大の苦手であり、それはもう悲鳴ものである。
特にカメムシは上位を争う程だ。
私は奴らのことを、その姿形から通称「ペンタゴン」と呼んでいる。
よく洗濯物についているので、誤って洗濯物と一緒に取り込んでしまうのである。
取り込んだ洗濯物の山を畳もうと1枚手に取った瞬間。
「ぶ~~~~~ん・・・・」
私「・・・!!!! ひぃぃぃっ!!!
ぶ~~~~ん・・・じゃねぇわっ!!!」
と一人で悪態をついたりしている。
そこで、洗濯物をしまう前にはよく叩いてから取り込むことにしている。
しかし、それにも関わらず気づくと家の中の床を歩いている。
私「ぅおい!ペンタゴンめっ!どこに隠れてやがった?!」
などと言いながら日々彼らと闘っているのである。
そんなある日。
いつも通り、洗濯物を取り込むべくウッドデッキに出る。
すると、、、
私「ん・・・?誰かに見られているような気配・・・?」
いや、この感じは・・・。
・・・・いる。
そう感じた私は視線を床に落とした。
いた。
ペンタゴンが一匹。
ウッドデッキの床に張り付いているではないか。
私「うわ~~~~やっぱりいたよ~~~。」
とがっくり肩を落とすと。
いや待てよ、まだ気配を感じる・・・・
すぐさま視線を洗濯物に向けると、そこにはなんと二匹のペンタゴンが洗濯物についていた。
私「えっ!!二匹も?しかも、それ私のタンクトップでは・・?」
おいおいおいおい、ペンタゴンさんよ。
そのタンクトップが誰のものかわかっての所業かい?
よりによって私のタンクトップに二匹・・・。
精神的に追い詰めてくる作戦か?
そして床に一匹。
ん?あれ?
三対一・・・?
そんなのフェアじゃない。
緊張の睨みあい状態が続く。。。
どれくらいの時間が経っただろうか。
長いこと睨みあっていたその時。
床にいたペンタゴンが先に動いた。
飛んだのである。
私「うわっ!!ペンタゴンが動いた・・・!!」
「ぶ~~~~~・・・・」
私「いやだから、ぶ~~~~んじゃねぇわっ!!」
食い気味に罵声を浴びせつつも、タンクトップに潜む二匹からも目が離せない。
くそう、なんで飛ぶんだよもう・・・!!
必死に、飛行するペンタゴンを避けつつ、残る二匹とも緊張状態が続く。
ちっ・・・あんたたち、正気の沙汰じゃないよ。
しかし、ここで一匹が戦線離脱したことにより、二対一になったことに気づく。
よしよしよし。
天は私に味方している。
しかし、そこから長いこと睨みあいを続けるも、残る二匹は全く動く気配がない。
どうしよう、もうすぐ子供のお迎えの時間だ・・・。
焦りを感じつつも、ここで自分が離脱してしまうと、二匹の行方がわからなくなる。
自分にとってはそっちの方が怖いのである。
友人の旦那さんのパンツに入っていた、なんて話も聞いている。
えぇい、ここはもう強硬突破だ!!!
選択肢は以下の通りである。
1,棒で叩き落とす。
2,洗濯干しを振り回す。
3,洗濯干しを地面に叩きつけ、衝撃でタンクトップから落っこちるのを期待する。
・・・・・・。
答えを決めるのにそれほど時間はかからなかった。
答えは、3だ。
恐る恐る洗濯干しをつかみ、思い切り地面に叩きつける。(洗濯物ごと)
結構な衝撃である為、洗濯干しが破損する可能性は高いだろう。
だけども、今はそんなことを気にしている場合ではない。
洗濯干しが壊れたらまた買わなければなんて、考えるな!!!
今この瞬間、プライスレス・・・!!!
そして3回目の叩きつけで、ようやく二匹が観念して落下した。
私の勝利である。
しかも洗濯干しも無事だった。
洗濯物ごと地面に叩きつけていたので、汚れたのではないか?なんて疑問は聞こえないことにしよう。
こうして私はペンタゴンとの闘いで無事に勝利をおさめ、プライスレスな瞬間を経験したのである。
しかし彼らはほぼ毎日のように洗濯物についてくる。
毎日が、プライスレス。
ちょっと、、、めちゃくちゃ面白いんですが!!(笑)
てんとうむしりさんの文章大好きです!!
また更新されるの楽しみにしてますね!!!